らきがき帳。2号

推しに頭やられた腐女子の語り。

クロス元帥=元ブックマンJr.説について

ふせったー使ってツイートした内容が若干物議をかもしたのと、後からそういやアレもそうよね~ってなったので記事にまとめることにしたよ!何でだよ原稿やれよ。

ちょっと話題になってしまったツイートがこれ。内容については記事中でまた触れるので、リンクはスルーしてOKです。

ホットな話題とか言いつつ、リツイート先の方々のリアクション見て「あれっ?もしかしてホットな話題だったの私だけか」ってなったのは別の話です。ウケる!!

 

元々私が言い出したものではないので、こうやって記事作るのもどうなんかという話なんですが、「クロス元帥=元ブックマンJr.説」っていうのがあるんですよね。私がこの説知ったのは3,4年くらい前なので、あまり詳しくもないんですが。

その時見た根拠は以下の、

・ラビとクロス元帥の見た目に共通点が多い(赤毛、右目を隠す)。

・『灰色ノ聖櫃』掲載のプロフィールに獅子座生まれがラビ、ブックマン、クロス・マリアンの3人しかいない。
というもの。
「獅子座生まれ」に関しては、『灰色ノ記録』で新しく獅子座生まれのキャラが複数人載ってたので、根拠にするには弱くなったかなと思います。
ラビと元帥の見た目に関しては、ジャスデビが「赤毛ってクロス思い出して腹立たね?」って言ってる*1
 
で、26巻談話室で「ブックマンと元帥の吸ってるタバコが同じ」とも取れる書き方がされている、というのが冒頭のツイートの発端。
キャラの匂いについての質問の流れで、
 
マリ:ラビはそうだな…少しタバコの匂いがするな。
アレン:そうそう、師匠とおんなじ匂いです。
ラビ:じじいのタバコな…分かってたさ…。

 

「タバコの匂い」というカテゴリが「同じ」なのか、「ブックマンとクロス元帥のタバコの銘柄」が「同じ」なのか、どっちとも取れる書き方がされている。

怖っ…急にやめてほしい。

 

あと「ブックマンは相変わらずヘビースモーカーなんだのぅ」というワイズリーの発言から、「ブックマンは昔ノア側にいた?」って話も出てるみたいなんだけど、コレ実は前からちょこちょこ出てる。

11巻のジャスデビはさっきの発言をする直前に、

「なにあいつ ブックマンの一族なの?へぇ~どうりで…」

「今はそっちにいるんだな」

と言ってアレンを困惑させている。

さらに22巻第202夜でシェリル(デザイアス)はブックマンに対して、

「ロードがね あなたは35年前まで先代のノアと懇意にしてたって」

「なんと彼の「14番目」とも因縁があるそうで」

と発言している。

あとは24巻第218夜、ネアからマナを守ろうとするように抱き寄せてるロードのシーン*2。その様子をドアの外から冷ややかな視線で眺める細面で鷲鼻、耳が少し尖った人物がいる。

何の根拠にもならないんですけど、以前私の弟が「あれ?これブックマンじゃね?」って言ってて「えっマジ???マジだ??!!!」って話したんです。

どうやら、ブックマンは昔ノア側で聖戦の記録を取ってたっぽい。

 

そっからどう「クロス元帥=ブックマンJr.説」に繋げるかって話ですが、まぁ一番簡単な取っ掛かりは最初に挙げた2点です。

・ラビとクロス元帥の容姿が似通っている。

・獅子座生まれが当初ブックマンを含めた3人しかいなかった。

 
そもそも元帥とブックマン、ほとんど作中で会話してないけど接点はあるっぽいんですよね。
例えば、クロス元帥が唯一AKUMAを改造できる人物であることを知ってるのは、ブックマンただ一人。「黒の教団の誰も知らない ワシだけが知っとることだがな…」なんです*3。なんで知ってるんだよ怖いな…。
 
あとは元帥がノアに関して妙に詳しいってところが、多少「元ブックマンJr.説」の根拠として可能性あるかなと。具体例としては、13巻で暴走したティキを見て「ノアにのまれた」とすぐ判断している点*4、ルル=ベルを見て「「色」のノアだな あれはあらゆる物に変身できるぞ」と発言した点*5
14番目関係者として詳しい、という可能性はあるけど。そこんとこどうなん…。
 
じゃあ元帥の「科学者」要素はどっから来たのかって話にもなるし、クロス・マリアン=サイラス(ネアが叔父様と呼んだ人物*6)説もあるので、一概に言えないのも事実。 26巻談話室によるとブックマン一族は世界中にいるらしいので、どっちも正解という可能性が無きにしも非ずなのが非常に怖いんですけど。
 
 
ただ、「失われたブックマン後継者」がどういう形で失われたのかがハッキリしてないのもポイントで、これによってかなり変わってくると思う。
ブックマンと14番目の「因縁」が、
・14番目と他のノアとの争いに巻き込まれて後継者が死亡した
・14番目によって後継者が「傍観者」であるブックマンの立ち位置を取れなくなった
のどちらかという可能性があるわけで…。
後者だった場合がですね…、あの……めちゃくちゃ巻き込まれたクロス・マリアンそこんとこどうなん…。

ついでなので、『灰色ノ記録』のクロス・マリアンの「民族」が「不明」ではなく「シークレット」と書かれているという話をしておくよ!!
ノアの一部(千年伯爵、マナ、ネア、ロード)や、ブックマン2人と似たような隠され方してるんすよね。この6人は「トップシークレット」表記です。
同じノアのシェリルは「民族:不明(ヨーロッパ圏)」って書いてあるので、『灰色ノ記録』において「不明」と「シークレット」は別モノっぽいんです。 
なんで「不明」じゃなくて「シークレット」なのかな元帥は……。ていうか血液型まであやふやになってるの何なん…現場に残された血痕お前のじゃないん…。 
超怖いね!!!!!!

っていうかもしかして、ノア側で記録取ってた時のJr.の名前が「ラビ」だった可能性あったりするヤツ?元帥が先代「ラビ」説すら出てくるヤツ????
 
怖いからやめてほしいね?????
 
*追記(2020.8.7)*

27巻談話室を踏まえた 第2弾↓

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*1:11巻第101夜

*2:179ページ

*3:9巻第74夜

*4:13巻第128夜

*5:15巻第143夜

*6:キャンベル家の当主になる予定の変人

字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料 その3

 この記事は「字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料」その1、その2の続きになります。元が15,500字B5用紙19ページ分の推しプレゼンを3分割しているので、途中からです。

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今回は元帥受けについてのプレゼン箇所を加筆掲載するので、「その1」、「その2」以上の狂化度合with妄言が予想されます。「元帥受け?何それアリエナインデスケドー」という方は、ブラウザバックプリーズ。テンションの急上昇・急降下にご注意ください。ちなみに氷館の最推しCPはティキ×クロス(ティキ師)です。

 

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字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料 その2

この記事は、「字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料 その1」の続きです。

狂化されてんのかコイツ、みたいな文章が続くのでご了承ください。こちとら人生の3分の1以上持ってかれとんじゃ。

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今回は元帥の推せるポイントをひたすら挙げ連ねた箇所を、コピー&ペーストfeat.加筆だよ!!もはや加筆が本題。元データで頑張ってたネタバレ配慮は不可能になってしまったので、228夜未読の方は読んでからの方がいいかもしれない。

 

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字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料 その1

最新26巻が発売されるし、表紙が師弟だし、インスタで恵方巻食ってるし、私のキャパが余裕でオーバーしたから字数のおかしい元帥プレゼン資料をごちゃごちゃするよ!原稿やれや!!!!!

 

「無配にするには字数とページ数が頭おかしかった元帥プレゼン資料」とは

オタサーでネタで作ったA4用紙3ページ資料(※2時間で作成)を、友人相手に語るため本気で作ったら3日で15,500字叩き出した狂気のレジュメ資料。B5用紙に印刷したら19ページになった。もの凄いアホである。当初無配にする予定だったが、えげつない紙束になったのでやめた。結局228夜にテンション爆上がりして、昨年のプチオンリー時に希望者限定で無配にした。無配じゃん。

略称:字数と頭のおかしい元帥プレゼン資料。

流石に1記事で収めるには長いので3分割ぐらいしたい。配布した紙束記載の日付は2018年1月14日なので、最近の怒涛の展開によって加筆不可避。

というわけで、以下Wordから直コピペ&随時加筆だ!3分割しても5,500字あるぞ覚悟しろ!!!

 

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擬人化の概念が好きという話

擬人化でもないのに、擬人化顔負けの設定ぶちかましてきそうな最推しの話をしよう。つらつらとニッチな性癖の話をするけど、結局はいつもの嫁語りです。氷館is7割の確率で元帥バカ。
 
擬人化といえばヘタリア、艦これ、刀剣乱舞で通じるだろうか。最近だと『四十七大戦』が話題だよね、都道府県擬人化だと『うちのトコでは』が好きです。
超ザックリ言うと人間以外の生物や物、概念なんかを人型キャラクター化するのが「擬人化」という創作、ひいては作品ジャンルの特徴だ。
刀剣男士は刀の付喪神では?という話は、一口に「擬人化」と言っても描き(書き)手の設定によって原型⇔人型を転換できたり、本体と擬人化に分かれてたり、守り神的存在だったり、なんか居る程度だったりと多種多様なので置いておく。
ちなみに私は、人が集まって成立する概念(国,会社など)がなんか居る程度の擬人化が特に好きです。(※自己申告)
 
広辞苑から引っ張ると、「ぎじんか【擬人化】-人でないものを人に擬して表現すること。」
Wikipediaの当該記事は、「人間以外のものを人物として、人間の性格・特徴を与える比喩の方法である。これらの性質・特徴には、感覚、感情、願望、身振り、表現力、言語能力などがある」で始まる。
 
「擬人化」がオタク界隈に広く浸透したのは、日丸屋秀和の『Axis Powers ヘタリア』という国擬人化の存在が大きい。凄い流行った、めちゃくちゃ流行ってた。ブームに乗じて色んな擬人化本が出版されまくった。色、天気、戦艦、飛行機、都道府県、寿司ネタ、ファーストフードetc…。余談だが『Axis Powers ヘタリア』(通称APH/幻冬舎)は、『ヘタリア World☆Stars』になってジャンプ+で休載中です。まさかのジャンプ作品(広義)と化している。
 
というのは前置きの前置き。
人生ブレイカーを挙げろと言われたら、私は間違いなくDグレと並べてヘタリアを挙げる。(ハマった先がドマイナーで)二次創作にガチになった作品がDグレなら、ヘタリアは一次創作を始めるに至る影響を受けた作品だ。
 
経緯や細かい話を端折ると、ヘタリアから擬人化ジャンルに入ったことで
・限りなく「人」に近い「人」ではない「人(なにか)」
・周囲と違う時間を生きる存在
・「人ではない人」,「生きる時間が違う存在」が普通の人の中で生きている
といった設定が大好きなオタクになっている。要するに性癖に刺さる、めちゃくちゃ刺さる。
 
どうにもこの手の設定は昔から好きだったようで、小学生の頃から好きな映画『ウォーターワールド』は主人公が「人外と定義するにはあまりにも人に近い、人ではない人」だ。(ネタバレになるので詳細は伏せる。)
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が好きなのも多分これ。スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)は本来第二次世界大戦時の人間だが、様々な要因が重なり全く歳をとらないまま70年後の現代で目を覚ます。
他で似たような設定を持つキャラに、望月淳の漫画『Pandora Hearts』のザークシーズ=ブレイク(本来50年前の人間だが紆余曲折でとある役目を負わされ作中の現代に飛ばされた)がいる。
 
ちなみに寿命が4倍の魔族(まるマ)とか長命種代表エルフとかは、異種族なのでちょっと違う。死ぬほどザックリ言ってしまえば「種族,集団として定義するほど数が多くない」、「存在が曖昧過ぎて定義ができない」みたいなのが好き。
要は「ほぼ人じゃん」みたいな「人の定義に収まってるけど、人間とは言い難いなにか」が好き。(※氷館的に「人外」ではないのでわざと表記を避けてます)
本人の意思とは関係無く1人、別の時代に放り込まれて周囲に溶け込んで生きているのが好き。擬人化界隈だと国とか会社の擬人化とかだろうか、国民や社員の中にしれっと100年,1000年生きてる「人っぽい人」が“いる”のが好き。
超ニッチ。基本的に擬人化特化の趣向過ぎる。強いて言うなら本格ファンタジーかSFで時々あるヤツ。めちゃくちゃピンポイントでニッチ。
 
とりあえずまとめよう。
・人外と定義するには限りなく「人」に近い「人」ではない「人(なにか)」
・生きる長さが違うとか本来は違う時代の人間とか、周囲と違う時間軸を生きる存在
・上記どちらかの特徴を持つ存在が人に紛れて生きている
先述した3作品は非常に性癖に刺さるモノとして心に刻まれているのだが、最近4作目候補が浮上してきた。
 
ここまで来ると分かると思う。

クロス・マリアンどういうつもりだテメェ。

まさかこの超絶ニッチな趣味を、人生の推しにダイナミックピンポンダッシュされる日が来るとは思わなかった。
まぁ落ち着け、分かってるのはまだ「真理に触れ人の境を越えた」ことと「見た目が変わらない(出会った時から全然老けない)」くらいだ。
現時点で既にワンツーフィニッシュでパーフェクトにド性癖気味だが落ち着け。まだその時じゃない。
 
擬人化始めそういう世界観を通ったために、勝手にうわぁぁぁってなってることがある。

基本的にゆるふわギャグ寄りの『ヘタリア』だが、登場キャラ(国)の飼っている動物が「飼い主の妙な時間軸の影響で、寿命が異様に長くなっている」ことが判明した。
「普通の人がぽちくんレベルにやつらの近くに長期間いたら、時間の感覚がめちゃくちゃになって発狂するんじゃないかなあ。」
日丸屋秀和のブログ「ブログのような竹林2号機」2013年9月18日の記事で明かされた設定で、ファンからは“時間軸ショック”と呼ばれる。
要約すると日丸屋秀和の世界観では、人間が「国(やつら)」と長い間一緒にいると、外見が変わらない「やつら」の傍で自分だけ年を取っていく奇妙な感覚で気が狂ってしまうんじゃないか(だから国はその辺を弁えてあまり人間と長く一緒にいないようにしている)、というもの。
何が言いたいかってこの辺で氷館は、「普通の人間が周囲と違う時間軸を生きるのは、なかなか耐えられるものではない」という認識を手に入れてしまっていたわけである。ヘタリアの短編「私は去ろうともあなたは残る」辺りが詳しいので読んでください、APH5巻と「キタユメ。」に載ってる。
 
え?で?何だって?クロス・マリアンは?人の境を越えた?
うぅぅぅぅぅぅわあぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)
 
ハイ、次!!
2012年の映画『キャプテン・アメリカ』の設定は先述の通り。星野先生がインスタにキャップの絵上げてたのも数年前の話。
強いて言うならあれかな…。ワイズリーが口走った「もしかして百越えとったりして」が、ミスリードであることを祈るべきかな…。
話はズレるが、ブレイクは「まだ死ねないと気を張っているからなのか(※本人分析)酒で酔えない」なので、その辺をうっかりダブらせてしまうともうヤバい。だ、大丈夫だよね?酔え…酔えるよね???なぁ?????ってなる。少なくとも228夜では全然ダメそうな気がして頭抱える。
 
っていうかもう「人の境を越えた」って長いし、略そう。「ひと(の)さか(いを越えた)」にしようもう。(状態異常:混乱)
おかしい…クロス・マリアン別に擬人化じゃないのに。あれかな、私が知らないだけで推しという概念の擬人化だったのかな。
 
推しが推しの擬人化だった。私からは以上です。

感情に名前つけると終わる話

何かなコイツ、定期的に長文吐かなきゃ死ぬのかなコイツ。

前回fusetterにぶん投げた長文見た友人に「はてなブログで書け」と言われました、なるほど。

ちなみにその「はてなブログで書け」をはてなブログに移動したものがこちらです。

hitachiakira.hatenablog.com

 ちょっと手を加えたけど、ほぼコピペです。

 

今回は腐女子が長文で「推しに救いが無さそう辛ぇ」と語るだけです。前回同様考察のつもりは微塵もない上に、相変わらず嫁に頭やられてるので“書いてるヤツのIQは3”です。

一応氷館の思考回路は、

・元帥の価値観は比較的一般人(常識人)に近い

・クロス・マリアン、精神的な耐久性がかなり紙

・アレンの修行時代に多少持ち直して14巻頃の言動になっている可能性がある

などが前提事項といったところ。前置きとしてはこんなもんです。あ、書いてるやつは元帥受けで生きてます一応注意。

 

アレンさんって人もAKUMAも全て救おうとする(助けようとする)けど、自分の師匠に関しては「アレン・ウォーカーがクロス・マリアンの弟子である」という出自故に救うことができないんじゃなかろうか。

早い話、現時点の展開ではどう転んでもこの先弟子は師匠を救えない。

 

この師弟、馬鹿弟子・馬鹿師匠(鬼畜,悪魔より悪魔etc)呼ばわりする割に互いに色々こじらせるか抱えまくってて大概ヤバい。

まず弟子の方。「正真正銘の悪魔」、「家族じゃなく鬼畜」などdis発言は初期から事欠かない。なんなら談話室コーナーで元帥の年齢不詳説が出た時に「やっぱり化け物なんですよギャー怖い!」とか言ってるし、休日スケジュールを暴露された腹いせに修行時代の師匠の1日をリークしたりする。

反面、「悪い人じゃないんだけどなぁ」とか「手を差し伸べ、行くべき道を指し示してくれる人がいたから(マナの死から立ち直れた)」とか、「師匠と話したい!言ってほしい、大丈夫だって…(後略」とか、極めつけで「あなたはきっと僕の弱気が見せた幻」発言をぶちかます

弱気な時や不安な時に自分のことを肯定してほしい人物、アドバイスをくれると安心できる人物は師匠のクロス。彼の中でその役割を担えるのは一番大好きなマナではないのだ、わりと重い。

まだあった。師匠が死んだと思った途端に「僕はクロス・マリアンの弟子だよ?」とか、「幻なんでしょうけど会えて嬉しかったです」とか言い出すんだこの弟子。

…こじらせておいでだ。一言で片付かない感情を持っておいでだ…。いい加減にしてほしい…。

 

一方の師匠。17巻以降の本編や作者コメントで示されていたものの、感情移入しないように接していた「のに」可愛がってしまったというのが228夜まで上手く繋がらなかったというのが正直な話。

あの回想でようやく、

「30年も因縁のあるゴーレムと1対1で彷徨ってたらド底辺メンタルにもなるし、こんな精神状態から子供に振り回されて振り回し返したらそりゃ前より楽しいしつい可愛がるわ」

と(個人的には)納得した。

最終到達地点しか分からないまま、最初の手がかりを掴むための30年が終わった途端、予想もしなかった「ガキの面倒を見る」仕事ができた。加えて「今度は途中で死なない」ように、ある程度1人で生きてられるよう育てないといけない。

目標以外の全てが漠然として不明瞭な任務は、どれだけ精神的に堪えたか。宿主を探し続けた30年に比べて、弟子を育てるという分かりやすい役割のある3年がどれほど精神的にプラスとなりえたか…。

アポクリフォスは「あの男は「14番目」の為におまえを犠牲にしようとしていた」とアレンに言い放ったけど、犠牲にしようとしたからこその「怖いなら一緒にいてやる」だろう。

やだコイツ絶対看取るつもりだったよ…多分墓まで持ってく感じだよ…。現状「人の境を越えた」場合の生死の定義と解除条件が謎だから、下手したら生きてる限り14番目関係者として「14番目復活のため消えたアレン・ウォーカーという宿主の存在」を抱えてくつもりだったよコレ…。

控えめに言ってクソ重い。いい加減にしてほしい。30年削れ続けたメンタルが辛うじて崩壊せず留まれたたった一つの理由だもんな、許す。

 

師匠も弟子も簡単に名前を付けて表現できるような単純な感情抱えてないけど、本編中で「おまえには本当に感謝してる」以上の表現は出てこないんじゃないかなー…などと考えたり。

キャラブックなんかで「親心」とか「情が湧く」とか表現されるコレ。ムダに恐怖を味わうことなく、せめて苦しみの少ない最期であってほしいと願ってしまうようなコレ。間違いなく好意的な分類の感情であろうコレ。

切り捨てる側として、それ以上の名前をつけたら終わる。間違いなく終わる。

 

赤腕(アレン・ウォーカー)は、228夜の回想時点のクロス・マリアンを救うことはできた。だからこそ、アレン・ウォーカーという人格が消滅する結末である限り、クロス・マリアンが14番目関係者である以上、アレンは師匠を救うことはできない。

だって絶対抱えて生きてくもんこの人。無関心そうな顔してずっと忘れないタイプだよコイツ。

 

クロス・マリアンお前ホントそういうとこだぞ。何より光属性腐女子が救える救えないとか言い出してることがヤバい。やだこの似た者師弟ホント勘弁してほしい。

そろそろ本気で何言ってるのか分からなくなってきたので終わろうと思います、解散解散。ここまで読むとか暇なんですか、お疲れ様でしたーーー!!

クロス・マリアンは一体何を諦めてるのか

クロス・マリアンは一体何を諦めてるんだろうか。


「クロス・マリアンどちらかというと現実で関わりたくないけど嫁には欲しい」とか頭悪いこと言う奴の妄言なので、“書いてるやつのIQは3”という心持ちで読むのがオススメです。


多分師弟の基本的行動理念は、そう離れたものじゃないと思うんです。
そもそもD.Gray-manという作品の主題が「立ち止まるな、歩き続けろ」。

アレン・ウォーカーが「例え希望が僅かでも、その希望に賭けて諦めずに進み続ける」スタイルだとしたら、クロス・マリアンは「内心諦めたまま進んでいる」気がしてならないと言うただそれだけの話。

元帥の弟子に対する「見せかけばかりの偽善者」という評価、
人もアクマも全て救おうとする
→1人の人間が全てを救おうとするのは到底無理な話、別にアレンはそれが分かってないわけではない。(=「偽善者」と評する理由)
「見せかけばかり」は、そうは言いつつボロボロ泣いてるからかなぁ(雑)。キャラブックでは「希望の他に諦観や絶望など、様々な感情が含まれていた」とあるから、多分それだろう。
アレンの分け隔てない博愛主義的な側面を否定するキャラクターは0ではないんだけど、面と向かって「不可能なことと理解した上で全てを救いたいと言う、それは偽善だ」と指摘する人がいなかったんだよね。
チャオジーの否定はもっと別のもの。主観的で、感情的で「敵に慈悲をかけるのか」という人間的なもの。

客観的で現実的で冷静な指摘。

この指摘ができるクロス・マリアンは何かを諦めてるんじゃないだろうか。

「頭がいい人」ってIQが高いとか凄いものを発明できるとかではなく、視野が広い、考えないということができない人だと思ってるんですね。
無自覚な視野の狭さや、考えるということをしない(思考停止)というのはある意味強い。相手を理解することはなく「敵」は「敵」のままだし、そもそも自分の置かれた状況を理解しないで済む。
例えばアルマ編の終盤途中まで、神田は思考停止してただアルマを破壊しようとした。
ついでにカーズは考えるのをやめる。(突然のジョジョ)
視野が広いとその分多くの立場の人間・出来事・事象が見えるし、そうなると必然的に頭を悩ませることも増える。
自分の視野が狭いことに気づかないのはある意味幸せではあるし、考えることをしない,やめるというのは楽な行為だ。

元帥には幸か不幸か考える時間はいくらでもあったわけだ、最短でも30年。多分「考える」ことはやめてない。そうでなければ、アレン(宿主)という人格に何も思うことはないはず。

「考えることをやめる」に近くて異なる精神的防衛手段は、「期待することをやめる」だと思う。希望を持つことをやめる、期待をしない、諦める。希望を持たなければ絶望することはない。
達観した見方、物事にこだわらず動じないスタンスって結局のところ、「まぁそういうものだ」と受け入れることだ。
受け入れるって、何かを「それ以上でもそれ以下でもない」と判断・認識することだと思う。

要は、弟子は「自分が進むことで後の誰かに繋がるかもしれない」って言って動くけど、師匠の方はどっちかっつーと「進むしかないから動いてる(た)」って感じがする、そこに希望を持っているような素振りは見受けられないって話なんですね。
何を諦めて生きてるのかなぁコイツ。自分が人の定義に戻ることか、アレンという人格が消えずに残ることか、聖戦が終わることか…もっと別のことなのか。
もしそうだとしたら、例え偽善と言われても諦めずに進もうとする弟子はどれだけ眩しく見えるだろうか。

諦める、受け入れるという選択肢は精神的な防衛として必要な手段ではある。
「どこまで行っても…」「できればお前には…」の言い方からして馬鹿弟子が諦めるはずがないという認識はあったと思うので、師匠があの提案をしたのは進むことしか知らないバカに他の道もあることを一応示すためだったのかなぁ、と。
っていうか人もアクマも救おうとする博愛主義の弟子に、「自分のことは救わないでいいのか」って指摘するのが目的だったらもう色々ダメなやつですね。


ところで師匠はちょいちょい弟子に「一人で歩け」と言う。
ティムに残したメッセージでは「歩け独りで まだ諦めてないのなら」。
222夜では「だったら歩け ひとりで」。
弟子が1人で歩けると、マナの仮面を被り始めた頃から思ってるんだと考えると、こう…アレだ……凄いね…(語彙の死)
228夜事件以降、突然長文吐いて勝手に死ぬのやめたい。
よぉし、話がまとまらなくなったぞぉ!!解散!!!